塗装と塗料について
住宅は常に雨風や紫外線に晒されているため劣化し、元々の強度を失っていきます。
更に風通しが悪い場所などでは湿気やカビ、コケ等も発生、腐朽菌により素材が傷んでしまいます。
メンテナンスをせずに放置していたとしてもすぐに住めなくなるような問題にはならないと思いますが、後々修繕費用が高額になったり、傷んだ所の強度が回復しない事が有ります。
そのため新築から１０年前後になりましたらしっかりとメンテナンスを行い、劣化を食い止めて長期間キレイな状態で建物の耐久性を維持させる事をお勧めします。
チェックポイント
- 外壁にひび割れがある
- チョーキング現象（外壁を触ると白い粉がつく）が出ている
- サイディングに反りが出ている
- 目地シーリングが劣化して割れたり、隙間がある
- コケ、カビ等が発生している
- 塗装が劣化し色褪せしている
- 塗装がはがれている
- 金属部にサビが出ている
- 屋根が割れたり、反ったりしている
基本の樹脂としてはフッ素樹脂＞シリコン樹脂＞ウレタン樹脂＞アクリル樹脂の順になり、フッ素樹脂の耐用年数が一番長くなります。樹脂に添加剤を配合し性能を向上させた物にはラジカル制御型塗料や無機ハイブリット塗料などが有ります。また水性塗料、弱溶剤（油性）塗料、その中でも一液型、二液型など様々あるうえに、塗料メーカー、商品によっても添加剤の配合なども変わって来るため同グレードの塗料でも性能に違いが出てきます。
使用する材料を選択する前に塗装する部分の材質、経過年数、環境、今後建物をどのようにしていくかも選択の条件に入れなければなりませんので塗装の専門家と良く相談する事をおすすめします。